
工事コンサル業務【オフィスエアコンのコストダウンを提案】
2026.07.23 posted
63型から40型へ、最適なダウンサイジングの実例
「同じサイズで交換」が最適とは限らない
「エアコンが壊れた」と聞くと、多くの工事業者は「同じサイズの機種を選定する」という判断をします。
その方が簡単ですし、既設機器に合わせるだけなので問題が起きにくいから。
でも、本当にそれが最適でしょうか?
実は、**「場所と用途を見直すことで、より小さく、より安く、より効率的なエアコンに変更できる」**場合が多くあります。
その判断ができるのが、**弊社の『工事コンサル業務』**です。
今回ご紹介するのは、プラスチック射出成形の周辺機器メーカーの開発室で行った、エアコン更新工事の実例。
既設の63型を40型へダウンサイジングし、イニシャルコスト、ランニングコストの両方を削減した事例です。
顧客の課題:63型のエアコンを使い続けることの矛盾
プラスチック射出成形の周辺機器メーカーの開発室。
ここは、設計・試作を行う部門です。
既設のエアコンは、63型の三相動力200V仕様。
すこし大型で、高出力のモデルです。
一見すると、「開発室だから、大型が必要」と思うかもしれません。
でも、実際のところ、開発室は以下の特徴があります:
✓ 室内の発熱量が少ない
少人数で、大型の機械が常時稼働しているわけではない
✓ 位置が最適ではない
西側に面しているが、隣の建物で日中は日陰になる
✓ 軽作業スペース
24時間、最大限の冷房が必要なわけではない
つまり、63型の大型エアコンが本当に必要なのか?
ここが、弊社がコンサルティングで着眼した部分です。
写真は、既設の室外機を取り外しているところです。

診断と提案:なぜ40型で十分なのか
弊社の提案は、ダイキン SSRA40DT(40型省エネ型)への変更です。
なぜ40型で十分なのか。その根拠を説明します。
① 場所の分析:西向きだが、実質的に日中は日陰
西側に面しているので、一見「西日で暑くなる」と思いますが、隣の建物で日中は日陰になります。
つまり、最も負荷が高い「西日が直射する午後3時~6時」でも、日光の影響が少ない。
この時点で、63型の大型機の必要性が低下します。
② 用途の分析:軽作業スペース、少人数
開発室は、人数が限定的で、大型の発熱機器が常時稼働しているわけではありません。
つまり、「工場の生産フロア」「サーバールーム」といった高発熱環境ではない。
設計・試作の作業スペースは、軽作業環境です。
③ 現在の省エネエアコン技術の進歩
63型はかなり古い機種です。
それに対して、ダイキン SSRA40DTは、最新の省エネ技術を搭載。
消費電力が大幅に削減されているため、実は「古い63型」より「新しい40型」の方が、より快適な温度管理ができるかもしれません。
この判断ができるのが、**工事業者による『コンサル業務』**です。
導入した製品:ダイキン SSRA40DT
新設は、**ダイキン SSRA40DT(40型省エネ型)**です。
このモデルの特徴:
✓ 40型(中型)で十分な出力
開発室の用途に最適化
✓ 最新の省エネ技術
古い63型より、実際の消費電力は大幅削減
✓ 静音設計
開発室の集中力が必要な環境に配慮
✓ 信頼性が高い
ダイキンは業務用エアコンのメーカーとして定評がある


コスト削減の実感:イニシャルコスト と ランニングコスト
「63型から40型へ」のダウンサイジングで、何が変わるのか。
数字で見てみましょう。
① イニシャルコスト(導入時の費用)
63型の大型エアコン機器の価格と、40型の中型エアコン機器の価格は、かなり異なります。
一般的には:
63型(大型):およそ 45万~60万円
40型(中型):およそ 30万~45万円(今回の工事では約35万円でした)
つまり、イニシャルコストで、15万~30万円の削減が可能です。
② ランニングコスト(月々の電気代)
これが、本当に重要な部分。
月々の電気代を、東京電力の料金単価(低圧電力)で計算してみます。
| 項目 | 既設 63型 | 新設 40型 SSRA40DT | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 消費電力(冷房時) | 5.0 kW | 3.0 kW | ▼ 2.0 kW |
| 月間稼働時間(夏季) | 240時間 | 240時間 | – |
| 月間消費電力(夏季) | 1,200 kWh | 720 kWh | ▼ 480 kWh |
| 電力量料金(夏季:27.14円/kWh) | 32,568円 | 19,541円 | ▼ 13,027円 |
| 月間消費電力(その他季) | 600 kWh | 360 kWh | ▼ 240 kWh |
| 電力量料金(その他季:25.57円/kWh) | 15,342円 | 9,205円 | ▼ 6,137円 |
| 年間電気代削減額 | – | – | ▼ 228,912円 |
つまり、新設の40型なら、毎年約23万円の電気代が削減されるということです。
なぜ、多くの工事業者は「同じサイズ」で選定するのか
ここからは、業界の話になります。
多くの工事業者が「既設と同じサイズで交換」という判断をする理由は、シンプルです。
それが「簡単」だから。
そして、機器代金が高いほど、工事業者の粗利益が増えるという構造があるから。
弊社の場合、あえて「40型への提案」をしました。
その理由は、「顧客にとって本当に最適なエアコンは何か」を考えたからです。
結果、顧客は以下のメリットを得ました:
✓ イニシャルコストの削減
✓ 年間23万円のランニングコスト削減
✓ より静かで、より効率的なエアコン環境
✓ メンテナンス負荷の低減
そして、弊社も、顧客から信頼を得られました。
「利益率だけを考えて、高い機器を勧める工事業者」ではなく、**「顧客の最適解を提案する工事業者」**というスタンスです。
コンサル業務は、これからの建設業の「必須スキル」
建設業は、今、転換点を迎えています。
かつての建設業は、「顧客の指示通り、品質よく施工する」ことが評価されました。
でも、今は違います。
顧客も、設計事務所も、発注者も、皆が「より効率的に、より安く、より最適に」という判断を求めています。
その判断ができる工事業者が、これからは選ばれるのです。
単なる「施工業者」ではなく、「顧客のパートナー」としてのコンサル機能を持つ工事業者です。
弊社は、「施工」だけでなく、「工事コンサル業務」を強みとしています。
場所、用途、既存設備、予算……
これらの要因を総合的に分析して、
顧客にとって「最適な提案」ができる工事業者であり続けたいのです。
エアコン更新工事も、LED工事も、その他のすべての工事も。
「同じサイズで交換」「既設と同じ仕様で」という判断ではなく、
「この顧客、この場所、この用途にとって、何が最適か」という思考を、常に大切にしています。
これが、三洋電設の『工事コンサル業務』の価値だと信じています。
LEDのメーカー選定の御話も記載しています↓↓↓
工事のご相談は、ぜひ弊社へ
「エアコンが壊れた」「LED照明を替えたい」「電気設備の更新を考えている」
そんな時は、まず弊社にご相談ください。
施工だけでなく、「最適な提案」から始まる、パートナーとしての工事業者です。
三洋電設株式会社
〇 電話:048-864-9204
〇 営業時間:9:00~18:00(日祝休)
〇 お問い合わせフォーム: [contact page]
Written by 三洋電設株式会社 代表取締役 早稲田力也
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