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ヒーターを横にしてソファに座る原始人。
ランプの方を向いたり向かなかったり。突如、２０２３年 4 月１日にタイムスリップして来ました。
火ではなくヒーターと言うスイッチひとつで動く暖房器具、石ではなくフカフカの赤いソファー、あまりにも快適なのでそこで少しの間生活したけれど、何となく火が、そして家族が恋しくなって来たのです。

歴史を遡ると、日本の住宅は木造建築で気密性が良くなかった為、囲炉裏や火鉢を家族で囲う生活様式が長く続き、暖房器具が普及し始めたのは第二次世界大戦後からで１００年も経っておりません。
この空間に会話があり、コミュニケーション(心の伝達)があったとも言われています。
文明の開花、そして技術革命が人々を幸せにすると誰もが信じて生きて来たコトは、弱き人間の生きる術(すべ)であり、それが寿命を延ばしてくれたことは事実です。
そして、現在、DX(デジタルトランスフォーメーション)により、人々の生活がより良いものへと変革していくと信じて社会全体が動いています。
ここに疑問を感じているのが、この原始人です。現代の便利な生活の代償、人々の本来在るべき『今』と言う大切な刻(とき)を会話のない、コミュニケーション(心の伝達)もない、フェイクな世界を疑問視しているのです。

三洋電設株式会社は御客様、そしてスタッフの大切な時(とき)を幸せな刻(とき)として刻み込みながら過ごして貰いたい。そう言う想いで仕事します。